<大魔神のエキサイトフィッシング>
大魔神<幻の巨大魚>に挑む!
日刊スポーツ評論家の佐々木主浩さん(40)が、念願のモロコにアタックすべく、静岡・伊東港の「妙法(みょうほう)丸」から出漁した。これに、釣り仲間でタレントの野々村真さん(43)も、またまた便乗。伊東沖で2人のアツい釣戦が展開することになったのだが、さて、結果は…!?
モロコは、関西方面では「クエ」、九州で「アラ」とも呼ばれるハタ科の魚。20~30キロクラスはザラで、中には100キロ以上の超ド級もいるといわれ、日本の底釣りでは最大級の対象魚だ。一方でクエ鍋でも知られる超高級魚だが、磯釣りや船釣りでもなかなか釣れないため<幻の巨大魚>ともされている。
負けず嫌いの佐々木さんにとって、願ってもないターゲットなのだ。それが、<ホームグラウンド>の伊東沖にいる、と聞き、「何としても釣る!」と奮起。これに野々村さんも「ササ(佐々木さん)だけじゃもったいない。ボクにも釣らせて…」で、今回の釣戦となった次第だ。
「妙法丸」の太田潔船長(65)によれば、伊東沖の水深50~70メートルラインの岩礁帯にいるのを、ダイバーが目撃しているという。モロコは、岩礁帯などの穴に身を潜め、目の前にエサが近づけば飛び付く…。そうイメージしつつ佐々木さん、例によって自ら<ラッキーポジション>とする右舷ミヨシ(船首)、野々村さんは反対側のミヨシでサオを出した。
釣り方は、生きたイカをエサにする<泳がせ釣り>で、底から5メートル上に浮かせてタナを取り、これをキープして釣り続ける。岩礁帯は起伏が激しいため、ちょっとでも油断すると、根掛かりしてしまうからだ。
2人にとっては<未知の獲物&釣り>だが、期待に胸躍らせ、まめにタナを取り直すなど黙々とやっていた。特に佐々木さん、好きな競馬の話をしたり余裕しゃくしゃく!?
しかし<笛吹けど踊らず>で、次第に2人の間に会話はなくなり…ついには沈黙の世界と化していた。
2人の釣戦で、丁々発止のやりとりがないのは初めて。そのぐらいに入れ込んでいたのだろう。太田船長は、釣り場の移動を繰り返した。だが、2人のサオは無反応状態…。大魔神の<粘釣>で午後も続け、メジャーでは<ラストチャンス>の意味もあるキャップの後ろ向きかぶりもして、あの手この手で対応。だが、無情にもノーアタリ。太田船長は「モロコはいるんだけど…でも、2人は1回も根掛かりしなかったのがスゴい」と妙に褒める。
とはいえ、文字通り<幻の巨大魚>に終わり、大魔神も初体験の釣果ゼロ。さぞかしガックリ…と思いきや、佐々木さん「超高級魚がそう簡単に釣れるわけないし、今後モロコを釣るという<宿題>ができたゾ」と、やっぱり最後はほえてました。これを聞いて野々村さん、<取らぬタヌキ―>ならぬ「それって、取らぬササの遠ぼえだろ」だって。え~、今回は、おあとがよろしいようで~。【長瀬川忠信】
◆2人の釣戦に同行した日刊釣りペン・クラブの加藤雄二さん(52)評
モロコは、夜行性で昼は岩礁帯の巣穴に入って、じっとしている。タイミングよく巣穴の前をエサが通過したときに飛び付くが、底の起伏が激しく、まめなタナ取りが<命>の釣りだ。2人とも長時間の釣りながら、ひたすらタナを取り直していた。小物など外道も掛からない変化のない釣りで、緊張感を保つのは大変なこと。今回はノーヒットに終わったものの、最後まであきらめないで釣り続けたのは立派だ。
▼船
日刊スポーツ新聞社指定「妙法丸」電話0557・37・4913。乗合は予約制。イサキをメーンにした五目釣り船は、マダイやシマアジ、メジマグロなど高級魚も釣れており、船着き場に午前4時集合でエサ&コマセと氷付き1万7000円。午前便のヒラメ船は同5時集合で生きエサ&氷付き1万2000円。マルイカも最盛期で午前便同5時集合、午後便は正午集合があり各氷付き1万円(各税込み)。HP<http://www4.i-younet.ne.jp/~myoho-m/>
▼交通
電車はJR伊東駅からタクシー利用。マイカーの場合は、国道135号で伊東港を目指し(東京側から)川奈寄りの信号を左折して「妙法丸」船着き場へ

