<今が釣りどき>
各地でアジ釣りがいい。時折、40センチを超す特大級も掛かり、多い日は60~80匹台の爆釣もある。加えて、初夏が旬で脂ものって最高のアジ(味)。まさに今が<食べごろ><釣りごろ>のターゲットだ。日刊釣りペン・クラブの加藤雄二さん(53)が、釣り方も含めてルポする。
クンクン…サオ先に小気味いい反応が。アジ独特のアタリだ。続けて、グィーン!
サオ先を持ち込むように引き込んだ。追い食いをさせようと、しばらく待つと、クンクン…3本バリ仕掛けにアジがダブルでぶら下がった。体高があり金色に輝く魚体は脂がのってうまそうだ。
横浜・金沢八景の「太田屋」から出漁。観音崎沖を攻めた。水深は30メートル前後。潮温は20度台で安定しており流れも極端に速くなく、まずまず。だが、途中からサバの猛襲に見舞われた。アジ釣りにサバは付きものだが、これがデカい!
40センチ前後の大型ばかり。先に掛かったアジも振り落とされ、なんとも効率が悪い。
それでも、再びアジが姿を見せると、ここからがスゴかった。仕掛け底着後、1・5メートル上げてコマセを振りだし、さらに50センチ上げて待つ。このパターンで入れ食いになった。最終的に船中の釣果は、20~35センチが18匹からトップ47匹。大型のサバは多数という内容だ。東京湾だけでなく、千葉・房総から静岡・駿河湾の広範囲でアジが釣れ盛っている。今が狙い目だ。<加藤さんアドバイス>
◆コマセ
イワシのミンチは、ビシ(コマセカゴ)に八分目程度入れる。
◆タナ取り
ビシが底に着いたら、糸フケを取って1~2メートル上げ、コマセを素早く振りだし、すぐに50センチぐらい上げアタリを待つ。しばらく待ってアタリがなければ、もう1度ビシを落とし、コマセを出しアタリを待つ。2、3回繰り返すとコマセが出尽くすので、アタリがなければ仕掛けを入れ直す。潮が速ければ、コマセを振った位置で待つか、逆に少し道糸を送り込んでやる。ビシの位置は底上2~3メートルが目安。
◆アタリ
アタリがあったら、すぐには上げず追い食いを狙う。電動リールの場合、最初は手巻きでゆっくりやってから電動で巻き上げる。巻き上げが速いと口が切れ、道糸をたるませるとバレるので要注意。
◆サバ対策
サバは、落下中のビシから出るコマセを追って底まで移動してくる。仕掛けが底に着いたらコマセは出さず、しばらくそのままにして、サバが中層に戻ったころを見計らってからタナ取りをする。サバが多いときは、ハリの蛍光玉など外した方がいいこともある。<メモ>
▽船
各地アジの出漁地は「釣り速報」欄を参照。乗合の出船時間など詳細は要確認。

