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横浜・金沢八景で2・9キロマダイ

藤本さんはラスト直前に2・9キロのマダイをゲットしてニッコリ
藤本さんはラスト直前に2・9キロのマダイをゲットしてニッコリ

<好釣へのアプローチ>

 <コマセダイ>はタナ&コマセがキモ! <秋ダイ>シーズン真っ盛りの東京湾でコマセ釣りのマダイを対象に、日刊スポーツ新聞社指定・共栄会の若手グループ「新風の会」主催の釣り教室が先日、横浜・金沢八景「太田屋」で行われた。条件は最悪だったが、講師を務めた加藤雄二さん(54=日刊釣りペン・クラブ)の指導の下、最後に3キロ近い良型がヒット。その決め手となったのは、状況を読んでのタナ取りとコマセワークだった。

 最悪のコンディションだった。冷たい雨が降る中、北東の強風で海上は大波小波…。久里浜沖でサオを出したが、船も大揺れ。しかも潮況が悪い。潮温は19度台あるものの、上層と下層で流れが違う2枚潮で、オマツリが続出した。

 今回の参加者は10人。コマセ釣りのマダイ初体験の人から経験を持つ人まで、キャリアはいろいろ。加藤さんのレクチャーを受けながら釣り続けたが、エサが取られていたり残ったり、魚の動きが読めない。太田一也船長(41)も「タナは(上から)35メートル…」と指示を続けるが、午前10時まではアタリなし…。

 釣況が一変したのは、潮が下げに変わった1時間後だ。左舷ミヨシ(船首)2番目にいた武井勝さん(48=横浜市)のサオが引き込まれ、500グラム余りのマダイが躍り上がった。しばらくして、右舷ミヨシの石村重雄さん(39=横浜市)にもヒット。こちらも400グラム級の小ダイながら「マダイは初めてですが、海面下にピンク色の魚体を見たとき、鳥肌が立ちました」と興奮の弁。途中から30~40センチクラスのイナダが掛かりだすや、武井さんのサオが再びギュギューンッ! 取り込んだのが3キロ余りのワラサだった。

 実釣は午後2時までの予定だったが、太田船長の判断で30分延長、ラスト5分前にドラマは訪れた。左舷ミヨシで藤本幹人さん(42=神奈川県相模原市)のサオが大きく折れ曲がった。潮下という不利な釣り座からコマセをパラパラ出す戦法にチェンジした途端、魚が飛び付いたのだ。これが2・9キロ(59センチ)の良型のマダイで「加藤さんのアドバイスに従った結果です」とニッコリ。

 秋ダイは、数が狙えるのが特徴。この日は、「太田屋」の乗合船ではトップが7匹をゲットし、その片りんをのぞかせる。教室に参加した人たちも異口同音に「次はもっとステップアップを目指しタイ」と話していた。【長瀬川忠信】

<加藤さんアドバイス>

 ◆仕掛けはシンプルに 余計なものを付けるとオマツリの原因になる。

 ◆タナは上を狙う マダイは根(底)にいる魚と思われがちだが、東京湾では初めから高い層に浮いている傾向がある。また、大型も高い位置で食い付くことが多く、船長の指示ダナより上を狙うことがキーポイント。タナ取りはチームワークであり、タナが1人でも下になったりズレると船内中<タナボケ>になり、釣れなくなるので要注意。

 ◆コマセを残してタナへ運ぶ コマセを振りだしながらタナへ運ぶ際、コマセカゴの中に必ずコマセを残しておく。マダイは、意外に警戒心が強いので、高い位置からコマセをまくことで、遠くにいる魚も寄せるのが狙い。出方はパラパラ…が理想。

 ◆海底の状況をイメージする 底や海中で仕掛けがどのような状態になっているのか、常にイメージしながら、エサ取りなどに対応していく。例えば、仕掛けを取り込んでエサが残っていなければ、エサがエサ取りのいる層にある証明。それを避けるため、次は1メートル上にタナ取りし、エサがなくなっていたら、さらに1メートル刻みで上を狙っていく。

 ◆トラブルを減らすことが大事 魚は一日中、活性が高いということはない。潮変わりなど地合い時にオマツリしたりトラブると、せっかくのチャンスを逃してしまう。

 ▽船 日刊スポーツ新聞社指定「太田屋」(電話)045・782・4657。マダイの乗合は午前7時30分出船。付けエサ&コマセと氷付き1万円。エギを使用する午前&午後便のスミイカ船と、午前&午後便のアジ船(ライトタックル)も出漁中。毎週木曜日定休。HP<http://www.otaya.net/>

 ▽交通 電車は、京浜急行線・金沢八景駅下車、送迎バスあり。マイカー利用の場合(東京側から)国道16号で横須賀方面に走り、瀬戸神社交差点を左折、野島公園を目指すが、野島橋が工事中のため、ルートは「太田屋」に要確認。

 [2009年10月31日14時35分 紙面から]


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