<今が釣りどき>

 東京湾のスミイカが爆乗り中!

 今年は、例年より早く始まり、広い範囲で乗っているのが特徴。シャコエサを使ったテンヤ釣りや、餌木(エギ)で狙うエギングのパターンがあり、トップは30~40匹台の驚異的な釣果も連発している。サイズもよくなり、今後は大型が狙えるチャンス!

 横浜・鶴見「新明(しんみょう)丸」から出漁したルポと合わせ、概況をまとめた。

 今年のスミイカ釣りは、半月早い10月初旬にスタートした。「新明丸」では、シャコエサをセットしたテンヤと、これにエギを組み合わせた仕掛けを使用し、いきなり5日にトップが26匹をマーク。14日は30匹、そして23日に何と40匹の爆釣を記録する活況ぶりだ。

 勢いは11月に入っても衰えず、4日に26匹、7日が21匹、翌8日は35匹の爆乗り。以降もコンスタントに10~20匹台の好釣果を連発している。

 「新明丸」から出漁した日も荒れ後で潮色が澄みすぎの感はあったものの、潮が効いてくるとボツボツ乗って、トップが17匹でゼロなし。ビギナーも2人が乗り込み、8~10匹を収めている。釣り場は、木更津沖から中ノ瀬にかけて範囲が広く、水深15~17メートルラインの浅場が中心。サイズは、200グラムクラスの小ぶりも掛かったが、平均して300~350グラムの良型が目立った。

 ほかの地区もいい。中でも目を引くのが川崎の「つり幸」だ。エギで狙い、10月14日に43匹、19日45匹をゲット。11月も1日38匹、7日42匹を取り込む爆釣ラッシュ!

 横浜・金沢八景の「太田屋」もエギで11月4日に21匹、9日22匹の好釣果をみている。「新明丸」と同じパターンで攻めている横須賀・鴨居(神奈川)の「純丸」も10月27日に24匹を出し、11月以降も10~20匹台の展開中。東京・亀有の「聡丸」もエギで今月7日に21匹を収め、横須賀・新安浦「長谷川丸」もエギで10匹台を連発している。

 「新明丸」の新明利勝船長(54)は「うちでは過去に56匹というレコードがあるが、これほど安定して数が釣れているのはかつてなかった」と話す。スミイカの産卵期は春ごろとされているが、「今年はいつもより<ワキ>がよく、絶対数も多いのが好調の背景にあるようだ」と新明船長は分析する。今後は大型も期待されるが、今は浅場で釣りやすい。狙い目だ!【長瀬川忠信】

 ◆鶴見「新明丸」新明利勝船長(54)

 スミイカは、底付近にいて、大好物のシャコやエビなどを捕食します。シャコエサをセットした<テンヤ釣り>や、エギを使う<エギング>も、これらエサの動きを演出してやるのがキモです。

 【テンヤ釣り】

 うちでは、この釣り方が主流で、慣れない人にはエギと組み合わせた仕掛けも使ってもらっています。

 ◆シャクった後に待つ

 船下を攻める場合も投げて広範囲に探るときも、仕掛けはゆっくり落とすほどイカへのアピールになり、着底したら、必ず糸フケを取って道糸を軽く張るようにして、5秒間に1回のペースでシャクってください。イカが飛び付く時間をつくってやるのがポイント。5秒待って乗りがなければ、次は7~8秒と長くしてみましょう。シャクる際の構えは、一方の手でリール部分を握り、もう一方の手はリールの前でサオを支える感じに持ちます。これが最も疲れを少なくするスタイルです。シャクリ幅は、時計でいう9時から11時の間で、大抵はシャクったときに乗ります。

 【エギング】

 やはりシャクリが鍵。タナ(イカの泳層)は底から50センチ、もしくは1メートル上を目安にエギを浮かせ、シャクりを繰り返します。シャクり続けるのは大変な作業ですが、イカが乗ったときのズンッ!

 という感触はたまらない魅力です。

 ▼船

 日刊スポーツ新聞社指定「新明丸」(電話)045・501・2081。スミイカの乗合は午前7時30分出船でシャコエサ付き8500円。ほかにフグ船と午前便でハゼ、午後便でイシモチ船も出漁中。木曜日定休。HP<http://www.shinmyoumaru.com/>

 ▼交通

 電車は、JRか京浜急行線の鶴見駅から潮見橋の「新明丸」まで徒歩約5分。車利用の場合は詳細要確認。