＜徹底解説！　スプラトゥーン界のイカしたプレーヤー10人◇原稿：望月もち＞

公式大会〝第4回スプラトゥーン甲子園〟の地区予選が終わり、1月の全国決勝大会に向けて盛り上がりを増していく「スプラトゥーン2」。選手や動画投稿者、配信者など、シーンをリードしていくトッププレーヤーたちの存在は、スプラトゥーンの魅力の1つといえる。今回は、トッププレーヤーの中から、選手として活躍している人物を紹介していく。

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【くろす選手】

くろす選手は、株式会社Libalentとプロゲーマー契約を結ぶ、「スプラトゥーン2」の生配信をメインに活動するプレーヤーだ。前作の「スプラトゥーン」の最初期から、ブラスター系統のブキをメインに、第一線で結果を残し続けている。

くろす選手の強みは、前線で戦うブキを持ち続けてきたことによる、最前線での立ち回りの丁寧さだろう。自チームのインクが少ない状況でも、限られたインクを駆使し、つねに最善の行動を選ぶことができる状況判断力を持っている。AIM（エイム＝目標に標準を合わせること）でブラスターの弾を直撃させる動きを、持ち前のキャラクターをコントロールする力で成功率を上げているといった印象を感じさせる。

それらがかみ合った際には誰にも止められない爆発力を持っているのも、くろす選手の魅力だろう。また、ブラスター系統の活躍が難しいルールやステージでは、バケットスロッシャーデコを使用することもあり、そちらも多くのプレーヤーから高い評価を受けている。

そのような高いプレイングスキルは、決して一朝一夕で身につくものではない。前述した通り、「スプラトゥーン」の最初期から最前線で戦い続けてきた経験と、ブラスターの直撃を100回当てるまでガチマッチを続ける配信をするなど、今もなお努力を続けるストイックさこそが、彼の強さを作りあげてきたのだろうと確信している。

スプラトゥーンの実力に伸び悩んでいるプレーヤーは、くろす選手の配信をチェックすることをオススメする。

◆望月もち（もちづき・もち）1996年（平8）2月5日生まれ。「スプラトゥーン」プレーヤー兼、フリーランスのゲームライター。「チームが求める働きを達成する」をモットーに、公式大会〝スプラトゥーン甲子園〟で、史上4人目となる3度の全国大会出場の実績を持つ。