早実・清宮幸太郎内野手(3年)が2打席連発となる高校通算83号、84号を放ち、チームを秋春の東京大会連覇に導いた。好敵手の日大三を、延長12回の末、18-17のサヨナラ勝ちで退けた。春の優勝は荒木大輔を擁した82年以来、35年ぶり9回目。

 ◆早実対日大三 過去10年の東京都大会(夏は西東京大会)では早実の4勝3敗。夏の決勝では過去4度対戦し、34、35、06年に早実が勝ち、11年は日大三が勝った。06年早実は延長11回5-4でサヨナラ勝ち。斎藤佑樹投手(現日本ハム)は3時間48分の死闘で221球投げた。11年は高山俊(現阪神)横尾俊建(現日本ハム)らの日大三が2-1で勝利。06、11年とも勝者は甲子園で優勝した。

 ◆16年秋季都大会決勝VTR 早実が逆転サヨナラで日大三に勝利し、11年ぶり10度目の優勝を決めた。1-1の4回に早実が3点を勝ち越すも、5回に金成が同点3ラン。9回には金成の2点二塁打でリードされたが、その裏に西田の適時打で1点差に迫ると、3番清宮の打席で桜井が暴投して同点に。清宮は5打席連続の三振に倒れるも、続く4番野村の2ランでサヨナラ勝ちを決めた。