智弁和歌山が初芝橋本(和歌山)との接戦を制した。

 先発の北拓海投手(3年)は7回に1死満塁のピンチで降板するも、6回まで2安打の好投を見せた。北は「蔵野の言う通りに投げました」と捕手の蔵野真隆(3年)に信頼を置く。

 今月から専任コーチに就任した元阪神の中谷仁氏(37)を含めた3人で練習中から配球を話し合っており、中谷氏からは「打たせて取る自分のタイプを分かってくれている」と元プロ目線のアドバイスも受けている。

 この日。中谷氏はバックネット裏から試合を見守った。試合後にはもう北、蔵野、中谷氏の3人で、スタンドでお弁当を食べながらの“反省会”が行われていた。