ノーシードの藤代が、大会連覇を目指す常総学院を延長の末、６－４で破った。

　４－４で迎えた１０回表、藤代は１死三塁から谷合俊亮捕手（３年）が勝ち越しの右前打で１点。相手投手の暴投でダメ押しの１点を加え試合を決めた。

　谷合は８回表にも、左越えの同点打を放つなど、５打数４安打３打点でラッキーボーの活躍を見せた。

「取手二戦でヒットを打ってから、大振りせずにコンパクトに芯でとらえるように調整した」と振り返った。

　強豪、常総学院を破り、勢いに乗る藤代。谷合は、「常総学院を倒さないと甲子園には行けない。そこを乗り越えた。今まであきらめずに練習してきてよかった。やっと、ひと山乗り越えた感じ」と、話した。今日の勝利を大きな自信に、選手たちは頂上を目指す。