明徳義塾・馬淵監督、大阪桐蔭「倒すなら創志学園」

山梨学院に勝利し喜ぶ高知商ナイン(撮影・奥田泰也)

<全国高校野球選手権:高知商14-12山梨学院>◇6日◇1回戦

 明徳義塾の馬淵史郎監督(62)が「高知商-山梨学院」のラジオ解説のため、甲子園球場を訪れた。

 高知大会決勝では高知商の強力打線に屈し、9連覇を阻まれた。この日も打線が16安打14得点の猛攻で壮絶な打撃戦を制した。馬淵監督は「よー、打つね。うちも打たれたもん」と感心しきり。

 1年生ながら3安打3打点の高知商・西村貫輔内野手については、「けれん味がないわ。あれはいいバッターや」とたたえた。

 100回大会の出場を逃し、甲子園に出ない夏は09年以来だ。すでに新チームは練習を開始している。「勉強よ。もう1度、リセットしてやる。今年は出たかったな…」とつぶやいた。今大会では春夏連覇を目指す大阪桐蔭が大本命だが、「夏は分からんよ。倒すなら、創志学園という声も聞いた。めちゃくちゃ打つよ。投手も150キロ投げるし」と独自のネットワークからキャッチした情報を披露した。