米大リーグ機構は21日、2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本戦の判定で物議を醸したボブ・デービッドソン審判員の引退を発表した。

 WBCでは日本が2次リーグで米国と対戦した際、同点の8回1死満塁の攻撃で三走の西岡(当時ロッテ、現阪神)が左飛にタッチアップして生還したものの、離塁が早いとの米国の抗議を受け、同審判員が球審として判定をアウトに覆した。日本は試合に敗れたが、WBC初代王者に輝いた。