マーリンズのイチロー外野手(43)が21日、フロリダ州ジュピターで行われているキャンプで外野の守備練習中、マイナー契約で招待選手の同僚バーンズ外野手と交錯し、右脚を負傷した。

 翌22日には全体練習から外れ、電気治療と専用マシンによるウエートトレーニングなど別メニューで調整。昨季3000の大台に到達した通算安打など、今季も数々の記録で注目される中で調整遅れに懸念はあるものの、マッティングリー監督は「右の太ももと腰に痛みが残っている。きょうはひとまず様子を見る。たぶん大丈夫だろう」と話した。

 21日に外野手間への飛球処理の確認中にアクシデントは起きた。中堅のイチローが声を出して右中間への球を捕ろうとしたところ、指示に気付かないまま落下点に突っ込んだ右翼のバーンズの膝がイチローの右太もも付近を直撃した。右膝上部の筋肉が腫れ、イチローは「腰にもちょっと(違和感が)きている。どちらかというとそっちの方が心配」と語った。