ヤンキース田中将大投手(28)が、オープン戦5度目の登板となるフィリーズ戦に先発し、3試合ぶりに安打を許したが、オープン戦3勝目(0敗)を挙げた。

 初回、先頭ヘルナンデスにいきなり中前打を許し、前々回登板の3月11日タイガース戦から続いていた無安打記録は途切れた。その後も2回2死無走者で7番ハニガンに右前打、3回1死無走者で再びヘルナンデスに右翼線への二塁打を許した。4回には5番サンダースの右足に死球を当て、その回だけで24球を費やしたが、5回は10球で3者凡退に抑え、6回の2人目の打者に四球を与えたところで降板した。5回1/3、83球を投げ3安打、2四死球、3三振、無失点で、速球は今年最速の93マイル(約150キロ)をマークした。このオープン戦は5試合すべて無失点に抑えている。

 田中は自身の投球を振り返り「自分の体がどうっていう感じではないですけど、単に調子が良くなかった。ボールを自分で、いつもよりも全然制球できなかったというのが一番」と話した。