カブスは28日、マイナー契約で招待選手としてメジャーキャンプに参加していた川崎宗則内野手(35)を解雇したと発表した。これでフリーエージェント(FA)となり、日本を含めた他球団と交渉できる。

 川崎は今季が米球界6年目で、昨季まで全てマイナー契約からメジャー昇格している。オープン戦は17試合に出場し、打率2割8分2厘、7打点、1盗塁だった。荷物整理のためアリゾナ州メサのキャンプ施設を訪れた際に「自分に合ったチームを探して、そこでプレーすることを考えている。カブスも選択肢にある」と語った。

 マドン監督は「解雇というのは強過ぎる表現で、われわれとしては彼との再契約を希望している」と述べた。

 川崎の話 契約解除の書類にサインした。ここ(カブス)でたくさんのチャンスをもらい、感謝している。(次の所属先を探すため)現在、いろいろなチームにこんな選手がいるとメールを送っている。米国問わず、日本も韓国も台湾もメールを飛ばしている最中。

 上原の話 (川崎からは)メールで連絡をもらった。彼の気持ちを考えれば、僕からどうこうコメントすることはない。