57歳で急死し、21日に一周忌を迎えた人気歌手プリンスさんをしのび、大リーグのツインズが今夏、追悼イベントを行うと発表した。

 プリンスさんはツ軍の本拠地、米ミネソタ州ミネアポリス出身。どんなに成功しても故郷を離れず、主に自宅で創作活動を行っていた。

 米ヤフーによると、6月16日にツ軍の本拠地ターゲットフィールドで行われるインディアンス戦が「プリンス・ナイト」と銘打たれ、さまざまな企画が行われるという。

 選手やスタッフは打撃練習中にプリンスTシャツを着用し、試合前、試合中にはプリンスさんの音楽が球場に流される。

 先着1万人のファンには名曲「パープルレイン」にちなみ、プリンスさんの姿がプリントされた傘がプレゼントされる。

 ツ軍のセントピーターCEOは「我々ツインズ職員一同は、ミネアポリスの象徴であったプリンスさんが亡くなり、深い悲しみに暮れました。この町に、国際的なスポットライトが当たるきっかけとなった男の偉業を、我々のファンとともに振り返ることができるのをうれしく思います」との声明を出した。

 プリンスさんは生前、ミネアポリスの公立学校の支援をし続けてきた。ツ軍もその意志を引き継ぎ、地域の公立学校で音楽を志す生徒のために1万ドル(約110万円)を寄付するという。