ヤンキース田中将大投手(28)がアスレチックス戦に登板し、メジャー自己新記録の13奪三振をマークし好投したが、今季4敗目(5勝)を喫した。

 前回のレイズ戦、前々回アストロズ戦で2試合連続KO降板と不調が続いただけに注目された登板。1回は3番ローリーに二塁打を許したものの3三振を奪う好調な立ち上がりだった。その後も三振を重ね、7回までは無失点。8回に1死から左前打を許したところで降板し、救援が打たれたため降板後に田中に失点1(自責1)が付いた。7回1/3を5安打、無四球、1失点でメジャー自己最多の13三振をマークした。これまでの最多は14年6月11日マリナーズ戦の11三振で、3年ぶりの記録更新となった。

 負け投手にはなったが、降板する際は大きな歓声とスタンディングオベーションが起こった。

 田中は「現状維持でいいとは思っていないんで。現状維持を目指してやっていたらたぶん落ちていくだけだと思うんで、今日で別に満足しているわけではないし、もっともっとまだ良くなると思ってるんで、そこを目指して次の登板に向けて明日からやっていくだけですね」と話した。