ヤンキースがブルージェイズを下して今季86勝目(68敗)を挙げ、少なくともワイルドカードでのプレーオフ進出を決めて、田中将大投手(28)も仲間とシャンパンファイトで祝った。ポストシーズン進出は、同じくワイルドカードだった15年以来2年ぶり。

 シャンパンファイトは試合終了後、ビジターのクラブハウスで行われ、1時間以上盛り上がりが続いた。前日の登板で満塁弾を含む3被弾で8失点KO降板した田中も、嫌な記憶をひとまず忘れ、終始笑顔でシャンパンやビールをかけ合い、楽しんだ。シャンパンファイトの終盤には選手みんなで記念撮影を行い、中央の最前列でVサインをする田中の姿もあった。

 田中は「昨日の今日で、何とも言えないです。複雑です、正直なところ。でも先の道はとりあえず開けたということなんで、どういうふうになるか分からないですけれども、これからも自分にできること、しっかりとやっていって、チームにどういう形でも貢献できればなとは思います」と話した。