エンゼルスが日本ハム大谷翔平投手(23)の獲得を発表した8日、ロサンゼルス郊外のアナハイムの地元ファンらは突然の吉報に、驚きと喜びの声を上げた。

 全米で注目された交渉は4日に始まったばかりだった。本場でも投打の「二刀流」の知名度は抜群。本拠地球場のエンゼルスタジアム周辺を訪れたデービッド・アコスタさん(23)は「まさかエンゼルスと思っていなかったので、うれしい。投球でも打撃でもチームを助け、低迷するエンゼルスを(2014年以来の)プレーオフに導いてほしい」と興奮気味に話した。

 長年、球団で広報を担当するティム・ミード氏は「とてもエキサイティング。(10年にプレーした)松井秀喜選手を獲得できた時の100倍ぐらいうれしい」と満面の笑み。チームの主力マイク・トラウト外野手のファンという少年(9)は「活躍すると思う。トラウト選手と大谷選手でワールドシリーズに連れて行ってほしい」と期待した。