主砲スタントンをヤンキースにトレードで放出したマーリンズが、主力選手をさらに売り出す「一掃セール」を目指していると、12日付のマイアミ・ヘラルド電子版などが伝えた。

 今季3勝5敗、防御率5・69に終わった田沢純一投手(31)も放出要員に含まれており、他には今季37本塁打のマルセル・オズナ外野手(27)、今季10セーブの救援右腕ブラッド・ジーグラー(38)が、ほぼ確実に放出される見通し。スタントンとともにチームの顔だったクリスチャン・イエリチ外野手(26)は他球団からの問い合わせが多く、やはり放出の可能性があるという。

 マーリンズは、デレク・ジーター氏らの投資グループが新オーナーとなってからイチロー外野手(44)の来季契約選択権を破棄し、スタントンとゴードンも放出。これによってチーム総年俸を縮小し、来季総年俸を9000万ドル(約104億円)以下に抑えることを目標にしている。田沢は来季700万ドル(約8億500万円)で、2年契約の2年目となる。