カージナルスと契約した前巨人のマイルズ・マイコラス投手(29)が、地元メディアに日本での生活について語った。

 マイコラスは13日、メジャーの球団幹部や代理人が集まるウインターミティング(米フロリダ州オーランド)の会場に来訪。カ軍の地元ラジオ局「KMOX」の取材に応じ、日本でのプレーについて「まったく違う国で野球をするということは、とてもエキサイティングな経験だった」と振り返った。日本行きを決めたのは14年オフ。「人生を左右する大きな決断だった。新婚旅行でメキシコに滞在しているときに決めなければいけなくて、何度も国際電話でアメリカと東京に連絡を取ったよ」との逸話も披露した。

 日本での生活について問われると「娘が生まれる前の最初の2年間は、妻と2人で街を何時間も散策したり、京都や富士山なども観光した。娘が生まれてからは家にいることが多かった」と、充実したプライベートを送っていた様子。一方、食事については「好きになった食べ物もあったけど、食べられるものがないときにマクドナルドを見つけて救われたこともあったよ」と、適応に苦労したことを明かした。

 マイコラスは日本での3年間で通算62試合に登板し、31勝13敗、防御率2・18。5日にカージナルスと2年総額1550万ドル(約17億8000万円)で契約した。日本での活躍で再注目された右腕は来季、3年ぶりのポストシーズン進出を狙うカージナルスでローテ定着を目指す。