カブスからＦＡとなり、所属球団が決まっていない上原浩治投手（４２）が１６日、投手コーチに“転身”した。

　正月返上で都内のグラウンドでハードな自主トレを続けてきた。「これからは少し（練習量を）落としていく時期」と、軽めのメニューをこなした後、自主トレをともにしているヤクルトの育成選手の田川とブルペンへ。「左ひざが開かないように」など主に下半身のフォームを矯正するなど熱心に指導し「教えるのって面白いね。どんどん良くなってくると、こっちもうれしくなる」と話した。「田川は真っすぐだけなら１軍で通用する。後は変化球。教えろって？　変化球は俺が教えてもらいたいよ」と冗談交じりに若手の成長を喜んでいた。