エンゼルス大谷翔平投手(23)がまずは「投手」でオープン戦デビューした。本塁打を浴びるなど1回1/3、31球を投げ2安打2失点(自責1)、1四球2三振。最速は156キロだった。

 注目ルーキーの初登板とあってスタンドは多くのファンで埋まった。

 ブルワーズ戦に先発。1回表、先頭打者のビラー(左打ち=昨季11本塁打)に対し初球は149キロ直球が低めに外れ1ボール。2球目は148キロがワンバウンド。3球目は148キロでファウル。4球目は152キロが内角に外れボール。5球目真ん中高めやや外寄りの151キロを打たれ中越えへエンタイトル二塁打された。

 2番オルフは138キロのスプリットで空振り三振。3番チェ・ジウンは四球。4番ピナへの4球目が暴投となり走者が進塁。さらに捕手の二塁への悪送球で1失点。ピナは154キロ直球で捕邪飛。5番フィリップスは135キロのスプリットで見逃し三振に仕留めた。1回の投球数は26。

 2回は6番ブロクストン(右打ち=昨季20本塁打)に対しカウント1-1からの3球目、144キロ高め直球を左越え本塁打された。続く7番フランクリンを左飛に仕留めたところで投球数が31球となり、降板した。

 大谷は登板後「カウントを整えるボールは改善が必要だと思います。1回目の(登板の)反省を生かしていきたいです」。あこがれのメジャーで初めて実戦のマウンドに上がったが「特に何も変わらずにいけました。ここからはしっかりと上げていきたいです」と話していた。

 大谷は試合開始約5時間前の7時50分ごろ、通訳の車に同乗し球場入り。その後、クラブハウスでは携帯電話をチェックするなどリラックスした様子だった。