ヤンキースのレジェンドOBが集う「オールドタイマーズデー」が17日(日本時間18日未明)に行われ、56年にワールドシリーズ史上唯一となるノーヒットノーランを達成した伝説の投手ドン・ラーセン氏(88)が登場した。

 ラーセン氏といえば、アスレチックスに所属していた61年に、1シーズンで投手として3試合以上に先発し、打者として4番を打った優秀な二刀流選手としても知られる。今季、エンゼルス大谷翔平投手(23)が、57年ぶりにそれを達成し話題となった。

 OB戦の試合前、ラーセン氏に大谷を知っているか尋ねると「知らない」との答え。二刀流の選手だと伝えると「いいね。がんばってほしい」と話した。

 高齢のラーセン氏は現在は足が不自由で、球場には車いすで現れ、レジェンド選手紹介でフィールドに出る際には、歩行補助具を使用した。名前が呼ばれると、スタンドのファンから大歓声が上がっていた。(ニューヨーク=水次祥子)