右手首を負傷したヤンキースのディディ・グレゴリウス内野手(28)が23日にMRI検査を受け、軟骨に亀裂が入っていることが明らかになった。同選手は今季残りを全休する可能性があるが、本人は前向きにとらえている。MLB公式サイトが伝えた。

グレゴリウスは、22日に行われたオリオールズ戦で、延長11回のサヨナラのシーンでホームベースに頭から滑り込んだ際に負傷したとコメント。当初は痛みを感じなかったが23日になって「調子が悪くなった」ため、トレーナーたちにそれを知らせたという。

同日にコルチゾン注射を手首に受けたグレゴリウスは「試合に出られないのは不満だよ」としながらも「こういうことはほかの選手にも起こることで、故障を抱えながらも出場した選手だっている。今後様子を見ることになるけど、状態が良くなれば、プレーオフに向けて戻ってくるよ」と希望を口にした。

グレゴリウスは亀裂について「小さなもの」と述べ、現段階で手術の可能性はないとしているが、アーロン・ブーン監督は数日中にも同選手が再検査を受けるとし、今季中に同選手が復帰できるかどうかは「分からない」としている。