MLB公式サイトは25日、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する同サイト記者による新人王の最終回となる第7回目の投票結果を発表。ア・リーグではエンゼルスの大谷翔平投手が記者36人中26人から1位票を獲得し、154ポイントでトップに立った。

5月以来の1位となった大谷は、投手として10試合に先発し、防御率3・31、奪三振率は10・97をマーク。指名打者としては投票の段階で342打席に立ち、20本塁打、OPS(出塁率+長打率)9割2分3厘としており、同サイトは「才能という点において、大谷はあらゆる疑問に答えた」と紹介。「メジャーリーグ史上初めて打者として20本塁打を放ち、投手として50三振を奪った選手」と称えている。

ア・リーグの2位は93ポイントでミゲル・アンドゥハー内野手、3位は71ポイントのグレイバー・トーレス内野手とヤンキース勢が続いた。

ナ・リーグでは105試合に出場し、26本塁打、25二塁打、15盗塁、OPS9割2分6厘としているブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手が176ポイントで1位。2位は110ポイントでフアン・ソト外野手(ナショナルズ)、3位は25ポイントでウォーカー・ビューラー投手(ドジャース)だった。

新人王はBBWAA所属する記者による投票で選出される。メジャー球団が本拠地を置く各支部から1人ずつ、計30人が投票。2球団があるニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、サンフランシスコは各2票となる。1~3位の順位を付けて投票し、1位5点、2位3点、3位1点の総得点で決定される。