日米野球全6戦を1勝5敗の成績で終え、帰国の途についたMLB選抜。結果は負け越しとなったものの、ほとんどの選手やスタッフにとってこの遠征は日本文化を体験し、ファンと触れ合う一生の思い出となったようだ。MLB公式サイトが伝えている。

J・T・リアルミュート捕手(マーリンズ)は「日本のファンは僕らを大歓迎してくれた。こちらがホームランを放つと、日本の選手に対するのと同じくらい大きな歓声が上がった。本当にすごかったよ。あの雰囲気やファンの応援の仕方だけでも本当に楽しかった」と感想を述べた。

MLB選抜は最終戦となった15日、日本のおもてなしに感謝の気持ちを表し、ファンに様々な贈り物をした。ロナルド・アクーニャ外野手(ブレーブス)はバットを、ロビンソン・チリノス捕手(レンジャーズ)は2足のスパイクを、エンリケ・ヘルナンデス外野手(ドジャース)は多くのファンにサインを書いた。ドン・マッティングリー監督(マーリンズ)も、ダグアウト付近で子どもたちにTシャツや帽子、パーカーなどをプレゼント。ほかの選手もキャップやグローブをスタンドに投げ込んだ。

マッティングリー監督は「広島では小さな女の子にジャケットをあげたんだが、クールだったよ。彼女はとても興奮していた。自分もとてもいい気分になれるね」と振り返っていた。