巨人内海哲也投手(32)が、27日(金)から始まる今季開幕に登板できないことが10日、分かった。内海は4日、日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)に先発。3回を投げ被安打1、無失点と好投した。しかし36球で降板し、3イニング目は球速がやや低下していた。その後、先発投手が通常行う登板間の調整をやめ、ボールを極力使わない練習で様子を見ていた。原因など詳細は不明だが、長年チームの屋台骨を支えてきた疲労が蓄積した可能性はある。

 特に先発投手は、徐々に調整の段階を踏みながらシーズンを迎えなくてはならない。開幕まで2週間となる3月中旬は、登板間隔を均等に保ちながら、イニングと球数を伸ばしていくことが必須。現時点で本格的な投球練習を再開する予定が立たない以上、客観的に見て、開幕ローテ投手としてマウンドに立つ調整が間に合わない。

 選手のまとめ役でもあり、内海不在で開幕する影響は大きい。大黒柱の無念を全員でカバーする。