日本ハムが1軍キャンプ地の沖縄・名護から撤退することが25日、分かった。来年2月から拠点を移す。

 かねて球団と日本ハム選手会の双方で、老朽化が著しい名護市営球場の改修を要望していたが、具体的な進展はなく平行線。練習環境が年々、悪化しており、選手の調整面などを勘案して苦渋の決断に至った。他球団に先駆け、78年から沖縄でキャンプを張ったパイオニア球団だが37年間の歴史に、幕を閉じる。

 来春以降のキャンプ地は複数の関係者によれば、多くの大リーグ球団の拠点とし、施設が充実している米アリゾナを最有力に最終調整中。オープン戦が本格化するまでに帰国するプランのよう。その際、2月下旬の一時期間だけ名護を使用する可能性は残されているが、事実上の撤退となる。