64年ぶりの「大阪市対決」となった決勝は、日本生命(大阪市)が延長14回の熱戦を制し、18年ぶり4度目の優勝を飾った。

 14回2死満塁から、5番広本拓也内野手(26=法大)が、左前に決勝の2点適時打を放ち、勝負を決めた。5回途中から登板した藤井貴之投手(27=同大)は、1失点で投げ切り、大会MVPに当たる「橋戸賞」を獲得した。

 広本は「同級生の藤井が粘り強く投げていたので、何とかしたかった」と感激。

 十河章浩監督(48)は「選手たちが粘り強く戦ってくれた」とたたえた。