楽天の次期監督に星野仙一シニアアドバイザー(SA=68)の復帰案が浮上していることが29日、分かった。この日までに大久保博元監督(48)が今季限りで辞任する意向を固めたことが判明。

 三木谷浩史オーナー(50)の介入が取りざたされるなど現場が混乱する中で、球団を日本一に導いた闘将の復帰を望む声が上がっている。14年に退任の原因となった健康面の問題も改善しており、星野SAは有力候補になりそうだ。

 ◆星野仙一(ほしの・せんいち)1947年(昭22)1月22日、岡山県倉敷市生まれ。倉敷商から明大を経て68年ドラフト1位で中日入団。82年引退まで通算成績は500試合146勝121敗34セーブ、防御率3・60。74年最多セーブ、沢村賞。87年中日監督に就任。中日で88、99年優勝。02年阪神監督に就任し、03年優勝。03年に勇退し、シニアディレクターとしてフロント入り。08年北京五輪で日本代表監督を務め、3位決定戦で米国に敗れた。11年楽天監督に就任し、13年球団初優勝、日本一に導く。14年監督を退任し、シニアアドバイザー就任。