西武は1日、春季キャンプ地の宮崎・南郷のチーム宿舎で、昨年発覚した野球賭博問題などについてのコンプライアンス研修を行った。

 スタッフも含めたA班(1軍)キャンプに参加する全メンバーが出席。講師を務めた矢田次男弁護士(67)は、野球協約を用いながら野球賭博の危険性をあらためて説明し、「子どもたちの憧れの的であるスポーツ選手が、夢を壊すことになる」と強調した。

 研修ではSNSについても触れ、「今はSNSの影響があまりに大きい。ベッキーのLINEじゃないが、何がどう拡散するか分からない。悪いことをしたときに、ばれないと思っちゃいかん。必ずばれると思わないと。野球選手は野球をやれ、ということです」と話した。

 選手会長の炭谷銀仁朗捕手(28)は「ライオンズでは07年から(コンプライアンス研修を)やってもらっている。あらためて野球賭博の怖さを教えていただき、より一層、私生活でも気を付けていかなければいけないと思いました」と、振り返った。高知・春野でのB班(2軍)キャンプでは6日に、同様の研修が行われる予定だ。