投打「二刀流」のさらなる躍進へ、スイーツパワーが注入される。7月5日に22歳の誕生日を迎える日本ハム大谷翔平投手(21)に、応援大使を務める幕別町から特製シュークリーム100個が贈られることが21日、分かった。当日は山形で楽天戦があるため、その前に北海道に滞在する27日からの西武3連戦(札幌ドーム)の間に送り届けるという。甘いもの好きな163キロ右腕に、ちょっぴり早いバースデープレゼントとなる。

 贈られるシュークリームも「二刀流」だ。同町で生産されたイチゴとブルーベリーを使用して、2種類の味を50個ずつ贈る予定だ。地元の洋菓子店「ぱてぃすりー あいアイ」のパティシエ屋敷悟さん(38)が手がけ、同店でも販売していないオリジナルのシュークリームになる。

 さらなる進化への期待も込められた。同町では、大谷が交流戦でマークした日本最速163キロにかけて、163個のシュークリームを贈るプランもあったが、最終的に回避した。同町関係者は「まだまだ伸びそうですし、多く贈りすぎて迷惑もかけられない」と説明。もっと数字が伸びることを願って、あえて100個にしたという。

 前日20日に交流戦を戦い終えた大谷はこの日、横浜市内の宿舎で静養した。リーグ戦再開の最初のカード、24日からのオリックス3連戦では初戦は野手、3戦目は先発登板の可能性もある。フル稼働の日々は続くが、節目の日を前に大好きなスイーツでつかの間の癒やしを得られそうだ。【木下大輔】