夢の“JAPAN”入りだ! 阪神原口文仁捕手(24)に、年始に放送予定のテレビ朝日系「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の人気コーナー、「リアル野球BAN対決」の出演オファーが本格検討されていることが8日、分かった。“本家”侍ジャパン候補がタイガースは現時点0人という危機の中、帝京高出身のシンデレラボーイが「石橋JAPAN」に名を連ねる。

 原口をめぐる夢プロジェクトが、ついに動きだしそうだ。テレビ朝日系「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の人気コーナー、「リアル野球BAN対決」への出演へ-。「今シーズン、あれだけの活躍をされた選手ですし、現在出演いただいてる方々とのゆかりもある。出演を依頼させていただこうと考えています」。番組関係者が本格的にオファーをかける考えを明かした。

 リアル野球BAN対決とは、野球場で野球盤を実現。とんねるず石橋貴明が母校の帝京出身者を集め、チームを結成して対決する企画だ。現在は原口の1学年先輩の日本ハム杉谷らが出演し、活躍している。育成からはい上がった原口は、今季107試合に出場し、打率2割9分9厘、11本塁打、46打点の成績を残した。さわやかなルックスと明るい性格も持ち合わせており、実際に出演する運びとなれば、シンデレラボーイのバックグラウンドと相まって、全国的な知名度も獲得できそうだ。

 MCを務めるとんねるず石橋とは、7月16日横浜で行われたオールスター第2戦で対面を果たしている。試合前に激励を受けると、試合でも代打でフェンス直撃二塁打を放った。試合後には「ナイスバッティング! (DeNA)山崎(康)くんと最後、いいバッテリーを見せてもらって。後半戦も大活躍してもらって、野球BANで待ってます!」と、ラブコールも送られていた。後半も活躍を続け、原口が「石橋JAPAN」入りへのチャンスを獲得した。

 現状今オフは、金本監督の方針で若手選手のイベント出演は制限される見通しだ。だが、番組関係者は「チームの方針などもあると思いますが、出演していただけるのであれば、ぜひともお願いしたいです」と、出演を申し入れる意向。侍ジャパンのメンバー選考では、阪神勢が候補者0人という危機を迎えているが、こちらのジャパン入り実現となれば、明るい話題となりそうだ。

 ◆リアル野球BAN テレビ朝日系「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の人気コーナー。野球場で野球盤を実現したのが「リアル野球BAN対決」。とんねるず石橋貴明の母校である帝京出身者を集め、結成されたのが「チーム帝京」。過去には、広島河田雄祐外野守備走塁コーチ、元日本ハム森本稀哲氏(日刊スポーツ評論家)、日本ハム杉谷拳士内野手らがメンバーの一員として出場。