広島が9日、本拠地マツダスタジアムで、異例のナイター紅白戦を行った。午後6時にプレーボール。控え組中心の紅組が白組の福井をとらえ、赤松、安部、下水流の3発で勝った。紅組は右腰痛の中崎が登板。田中、菊池、丸を3者凡退に抑えた。練習後の広島緒方孝市監督(47)の談話は以下の通り。

 -中崎が3者凡退

 緒方監督 3人で、というよりも、どういう球を投げるかを見ていたわけだけど、大丈夫じゃないかな。真っすぐ、スライダー、フォーク。全球種をしっかり投げられていた。

 -抑えも問題ない

 緒方監督 うん、本人の表情、しぐさを見ていても、不安そうな顔はしていないし、今日はしっかり腕を振って投げられていたからね。

 -紅組が3発。争いが激しい

 緒方監督 結果が出ているというのは気分もいいだろうしね。彼らのスタメンも当然ある。オーダーを決めているわけじゃないからね。ただ、シーズンで戦ってきたのと同様、全員で戦う。例えベンチスタートになっても、いい出番があるところでしっかり準備してもらう。自分の出番、というタイミングに向けて、しっかり準備をしてくれると思う。

 -白組は無得点

 緒方監督 そりゃ、うちの勝ちパターン(ジャクソン、今村、中崎)が投げてるんだから、そう簡単には打てないって。逆にしっかり投げてるから打たれないわけで。そういうなかで、明日、もう1度実戦形式の練習になる。短期決戦に向けてしっかり調整してくれると思う。

 -福井が2被弾

 緒方監督 福井は日南でしっかり投げてもらうという予定にしていたんだけど、(野村)祐輔のアクシデントもあって、急きょそれを取りやめて、備えてもらった。本当なら今日も普通に先発として入らせていたと思うけど、目的もあって2番手からいった。しっかり投げ切れたら打たれないんだけど、いずれもカウントを悪くして打たれている。今日の結果を反省して、また打者へ入っていけばいい。どこの出番になるかは考えているけど、言えない。