西武に5位で指名された飛龍出身のホンダ鈴鹿の平井克典投手(24)は、03年に同校が沼津学園から校名変更して以来、初のドラフト指名選手になった。

 在校中は控え投手で2年夏に4強入りに貢献も、3年夏は登板機会のないまま、3回戦で敗退。愛知産大を経てホンダ鈴鹿入りして急成長した遅咲きで、恩師の浜野洋監督は「素直にうれしい。よく頑張った」と喜んだ。その上で「高校時代からスライダーは天下一品だった。これからが本当に厳しい戦いになるので、体を大切にして1年でも長くプロで野球を続けてほしい」とエールを送っていた。