日本ハムが東映時代を含め10年ぶり3度目の日本一を飾った。4-4の同点で迎えた8回表、中田の押し出し四球で勝ち越し、バースの適時打、レアードの満塁本塁打でこの回6得点を奪って試合を決めた。

 栗山英樹監督(55)は8度宙を舞った。また今季限りで引退する武田勝も3度胴上げされた。

 試合後、栗山監督のインタビューは以下の通り。

 -10年ぶりの優勝、カープファンも拍手

 栗山監督 本当に今年1年広島カープが頑張ってくれて野球の流れを作ってくれた。日本シリーズをやりたいと思っていた。ここで最後の最後まで野球をやらせてもらって感謝している。

 -2連敗スタート

 栗山監督 2連敗も札幌ドームでの試合もどっちに転んでもおかしくない試合ばかりだった。野球の難しさばかりが心に残った。僕も選手も勉強させてもらった。

 -2連敗の後の4連勝

 栗山監督 選手たちはリーグ優勝のときも言ったが苦しいシーズンも離されず、ここまで来て一戦一戦成長した選手の姿を実感できた。褒めてあげてください。

 -田中賢介ら活躍

 栗山監督 シーズン、CS、日本シリーズで(選手の)使い方を含めていろんなことを思う選手がいたかも知れないが勝つんだと思ってやってきた。勘弁してほしい。

若いチームなのでみんなが前に進んでいって、うまくならないといけない。まだ途中なのでしっかり、前に進んでいきたいと思います。

 -黒田の札幌での勇姿を見て

 栗山監督 連敗の後、黒田投手だったので選手も黒田の力を借りてチームが立ち直った。選手はもう1試合やりたかったかも知れないが、どうなるか分からないので勘弁してほしい。

 -借りを返すことができた

 栗山監督 (日本一の)実感がわかない。落ち着いて冷静に考えていきます。野球を皆さんが面白いと思ってくれたら。それを求めてきました。

 -札幌でも応援してくれたファンに

 栗山監督 1年間本当にありがたかった。北海道は災害があって苦しんだ方もいる。力になれたらうれしい。