中日が新外国人候補として、メジャー通算30勝のロス・オーレンドルフ投手(34=レッズ)をリストアップしていることが10日、分かった。今季、レッズで自己最多の64試合に登板しイニング数を上回る奪三振をマーク。巨人も調査していたが、中日も負けじと目を付けていた。

 09年にパイレーツの先発で11勝したこともあるが、この2年は救援専門でセーブも挙げており、実績のある抑え、セットアッパー候補を探す中日にうってつけ。このオフは先発、中継ぎの2投手補強を狙う。米大リーグのウインターミーティングに派遣した友利投手コーチが中心となって幅広く人選。オーレンドルフ級の「本物」に絞って、妥協せず調査を続ける。

 ◆ロス・オーレンドルフ 1982年8月8日、米テキサス州生まれ。プリンストン大から04年ドラフト4巡目(全体116位)でダイヤモンドバックス入団。07年にヤンキース移籍、メジャー初登板。今季はレッズで64試合5勝7敗、防御率4・66。メジャー通算は209試合30勝41敗、防御率4・82。193センチ、109キロ。右投げ右打ち。