オリックス育成ドラフト5位の中道勝士捕手(22=明大)が7日、厚生労働省指定の難病、潰瘍性大腸炎を患い、この日予定していた神戸市内の選手寮への入寮を取りやめた。昨年12月18日の入団発表後に病気が判明。入院はしていないが8週間の治療が必要で、2月の春季キャンプは参加しない。この日、球団を通じて「入寮できなかったことは残念です。1日でも早くチームに合流したい気持ちしかありません」とコメントした。

 現在は奈良県内の自宅で療養中という。同病はかつて安倍首相や、昨年1月にはオリックス安達も患った。春季キャンプを全休後、体調を崩しながらも118試合に出場した安達は「まずは休養が大切。できることがあればサポートしたい」と支援を約束した。

 ◆潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん) 大腸の粘膜が炎症を起こしてただれ、びらんや潰瘍ができる病気。下痢、血便、腹痛、発熱、体重減少が主な症状。原因不明の難病だが、投薬など適切な治療を受ければ日常生活での支障はないとされる。