3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)侍ジャパン最後のメンバーとして、広島田中広輔内野手(27)の出場が28日、発表された。

 これで28選手が出揃った。

 当初は、24日の会見で最終登録の28選手を発表する予定だった。しかし、選出が確実視されていた日本ハム中島が状態面を理由に辞退。これを受け、右肘手術明けのソフトバンク今宮に打診があったが、回復を優先し辞退した。

 田中は昨季、リーグ優勝した広島で主に「1番遊撃」で全試合フルイニング出場。28盗塁の脚力に加え、DeNAとのCSファイナルステージでは打率8割3分3厘と勝負強さを発揮した。2年前のプレミア12でも第1次候補選手に入っており、小久保監督の評価は一貫して高い。侍ジャパンは現時点で内野の陣容がやや薄く、坂本のバックアップ、ここ一番での代打、代走にも期待がかかる。