阪神藤浪が今日28日ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)で調整登板する。「実戦感覚の確認になると思う。(日本球やマウンドの確認など)その辺の感覚の確認だけですね」と話した。5、6イニングを予定。4月4日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)でのシーズン初先発へ、WBCからの合流後、最初で最後の登板で仕上げる。

 昨季は入団後最少の7勝に終わった。今季は復活に期待がかかる。27日、ファンミーティングに参加した金本監督も「去年の姿が彼の姿と思っていない。一昨年が彼の姿と思っている。15、16は勝ってほしい」とゲキ。WBCでの経験から「チーム全員で戦うんだ、というチームの輪。みんなで戦っていく空気感は一番勉強になったと思う。そういうのを感じながら、これから投げてほしい」と期待を寄せた。登板に向け試したいことを問われ「まずはしっかり調整をすることが大事」と引き締めた。甲子園室内での投手指名練習に参加。キャッチボールに投内連係で汗を流した。練習後には甲子園球場のバックネット裏記者席で、母校・大阪桐蔭の試合を観戦。最善の準備を尽くして、シーズンへと向かう。【梶本長之】