【セ・リーグ】

◆阪神北條V打&桑原2勝目、中日祖父江が今季初黒星

 中日が初回に2点を先制した。1死満塁から敵失と堂上の適時打で先手。阪神は3回2死満塁で福留が中前に同点打を放った。

 阪神が6回の追加点機を逃した。先頭の糸井が左中間を破る二塁打で出塁。だが福留、原口が内野ゴロに倒れ、勝ち越せなかった。

 阪神は8回、中日祖父江の3四球で2死満塁とし、北條が試合を決める適時打を放った。今季5度目のカード勝ち越しを決めた。3番手桑原が2勝目、高橋が今季初セーブ。祖父江が今季初黒星。

◆DeNAロペス満塁弾&久保1勝、広島九里は2敗目

<DeNA10-9広島>◇30日◇横浜

 DeNAは1回にロペスの適時二塁打などで2点先制。3回に筒香の適時打、ロペスの満塁弾で5点を挙げ、大量リードを奪った。

 広島は5回に菊池、鈴木の適時打などで3得点。6回に田中の右前適時打で加点し、3点差に追い上げて終盤に入った。

 DeNAは2点差に迫られた8回に石川の1号2ランで突き放し、打撃戦を制した。先発久保は5回3失点で今季初勝利。広島九里は2敗目。

◆ヤクルト2連勝、ルーキ初勝利、巨人池田は初黒星

<ヤクルト3-2巨人>◇30日◇神宮

 ヤクルトは1回1死二、三塁からバレンティンの二ゴロの間に先制。先発星は3回に味方の失策から1失点も3回2安打に抑える。

 巨人が4回1死二塁、小林の左前適時打で勝ち越し。ヤクルトは6回1死一、二塁、バレンティンの左前適時打で同点とした。

 ヤクルトは7回1死一、三塁から坂口の二塁内野安打で勝ち越し。継投でリードを守りきり、今季3度目の2連勝となった。ヤクルトのルーキが今季初勝利、秋吉は4セーブ目。巨人池田は初黒星。

【パ・リーグ】

◆西武 2時間10分でロッテに競り勝ち連敗ストップ

<西武2-1ロッテ>◇30日◇メットライフドーム

 西武は2回、秋山の5号ソロ、中村の適時打で2点を先制。ロッテ打線は西武先発ウルフの前に7回まで2安打無得点。

 ロッテは9回、細谷の2号ソロで1点を返したが反撃もここまで。西武が2-1で競り勝った。西武の連敗は4でストップした。

 勝利投手はウルフで4勝0敗、増田が4セーブ目。敗戦投手はロッテ唐川で4敗(1勝)目。試合時間は2時間10分だった。

◆ソフトバンク・デスパイネV弾 オリックス平野2敗

<オリックス1-2ソフトバンク>◇30日◇京セラドーム大阪

 オリックスは2回、1死一、三塁から駿太の併殺崩れで1点先制。ルーキー山岡は3回まで毎回走者を許すが無失点を続けた。

 ソフトバンクは6回1死一、三塁も内川が併殺打で追いつけず。オリックスも追加点を奪えないまま、1点差で終盤に突入した。

 ソフトバンクは7回、松田が左中間へ1号同点ソロ。9回はデスパイネの5号ソロで勝ち越した。岩崎が今季初勝利、サファテが10セーブ目。オリックス平野は2敗目。

◆楽天森原1勝&松井裕10S、日本ハム増井は初黒星

<日本ハム1-2楽天>◇30日◇札幌ドーム

 3回まで両チーム無得点。楽天は2、3回先頭が安打で好機をつくるも、次打者が併殺に倒れる。日本ハムは楽天岸に2安打。

 楽天は4回2死一、三塁、5番今江の適時二塁打で先制。日本ハムは4回2死から4者連続三振など6回まで散発3安打。

 日本ハムは1点を追う7回、大田の適時打で同点。追いつかれた楽天は9回、相手の適時失策で1点を勝ち越し、逃げ切った。

 楽天森原がプロ初勝利、松井裕は10セーブ目。日本ハム増井は今季初黒星。