日本ハムの新球場建設構想について、札幌市内の球団事務所で1日、球団と札幌市の関係者による、第1回の実務者協議が行われた。

 4月13日には、秋元克広札幌市長が、同市北区の北大の敷地と、同市豊平区の学校法人「八紘(はっこう)学園」周辺の2カ所を候補地にした提案書を提出。この日は同提案書をもとに、意見交換が行われた。

 同じく実務者協議を進めている北広島市の候補地に比べ、札幌市の2カ所は「いずれもアクセスがいいということをアピールされておりまして、それはわれわれも実感している。納得はいたしました」(球団の三谷事業統轄副本部長)とする一方、スペースが理想とする面積に足りていない。出席した札幌市まちづくり政策局長の浦田洋氏は「周辺の土地、必ずしも隣接はしていなくても、たとえば飛び地になるような場所でも、商業施設などができないか可能性については、今後さぐっていく必要がある」と、対応していく考えを示した。今後も月に数回の割合で、協議を続けていく。