広島が投打がかみあって快勝。連勝を4にのばし、貯金を9とした。

 先発九里は8回無失点の好投。打線も15安打9得点とつながった。試合後の広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -今日は九里か、打線か

 緒方監督 両方でしょう。

 -初回は満塁で無得点。嫌な流れを変えた。

 緒方監督 初回に(宮国に)我慢強く投げられた。でもその後、しっかり球が浮いたところをとらえてくれたね。

 -しぶとい打撃が目立つ。

 緒方監督 もちろん、打撃コーチの宮国への対策という意味での指示は出ている。それも素晴らしいんだけど、打席に立って戦うのは選手だからね。スコアラーの情報とか、いろんな情報を頭に入れて、整理して打席に立っている。考えてやってくれてるよね。

 -九里の完封は頭にあった

 緒方監督 今は投手陣が先発陣がこういう状況。現状頭数が足りないなかで、交流戦3試合ずつを戦っていかないといけない。状況、状態を見て、しっかり投げられる投手は(間隔を)詰めていきたいから。1つの完封よりも、次の試合、シーズンを見つめたなかでやっていかないといけない状況。それが現状の戦い方になる。6人しっかりそろっているなら、挑戦させて、投げさせてあげたかったけどね。

 -九里は頑張った

 緒方監督 途中で悪い九里が顔を出しそうになったけど、投手コーチがね、試合中に気合を入れていたから。かなりのカツを入れていたよ。あれでまた中盤以降スッといった。九里の姿がガラッと変わったからね。びっくりしたよ。いいカツを入れられたんじゃないか。