中日の本拠地ナゴヤドームは11日、来季に向けた改修内容を発表した。いずれも工事期間は18年1月~2月。運用開始は3月のオープン戦を予定している。

 <1>人工芝

 開場以来5代目で、7年ぶりに張り替える。土に近い反発特性と、天然芝に近い衝撃緩衝特性を持つ。葉の長さは変わらない。色は同じ「特濃緑」だが、現在とは違う色合いにしてボールを見やすくする。

 <2>LED

 フィールドを照らす「超高演出色形」のLED投光器を570灯と、空間を照らす「高効率形」の48灯を設置する。これまで以上の明るさを確保した上で、大幅な省エネ化を実現させる。消費電力は約60%削減の見込み。

 LEDならではの瞬時点灯、制御ができるため多彩な演出が可能になる。プレーのさまたげになる明るさも自在に抑制できる。

 <3>フルカラーLED

 天井全体を照らし出すフルカラーLED投光器も48灯新設する。国内の大型スポーツ施設では初(17年8月現在)。多彩なカラーグラデーションで、イベントやセレモニーの演出として活用できる。