広島がクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ初戦をとった。終始雨が降る中、次第に雨脚が強まり、6回開始前に降雨コールド。5回に1番田中広輔内野手(28)が放った中前の2点適時打が決勝打となった。

 降雨コールドの決定を下した責任審判の佐々木球審が判断理由を説明した。「雨が弱まるという予報がなかった。(CSファーストステージ第2戦の甲子園は)それはそれ。今日は広島。甲子園でやったから、やれというのは違う。5回で試合が成立し、整備している間に雨がまた強くなった。総合的に判断した」。一方で試合前から雨が降り続く状況でのプレーボールについては「(試合前は)9回までやる前提ではやりました」とした。