日本ハム大野奨太捕手(30)がメジャー移籍を目指す大谷翔平投手(23)との別れを惜しんだ。21日、「179市町村応援大使」で石井裕也投手(36)とともに大使を務める北海道・更別村を訪問。小学校での質問コーナーで「メジャーに行きたいですか?」と尋ねられると「翔平がメジャーに行くので、ついて行きたいなと思ってるけど…なかなかオファーがないので」と、冗談めかして残念がった。

 「チームでいたずら好きは誰?」の質問に対して「大谷君。結構年下だけど、平気でイジってきたり、先輩のことを小ばかにしたりしている」と、二刀流の素顔を語る場面もあった。

 そんないたずらっ子な後輩への愛をあふれさせ、今季の最も印象に残った試合の話題になると、10月4日オリックス戦(札幌ドーム)を挙げた。国内ラスト登板となる可能性の高い1戦で「4番投手」で先発した大谷が完封勝利を挙げた試合を「翔平と(バッテリーを)組むのは最後かなと思って、組んだ。アイツがからっとしているので(感慨などは)なかったけど、ありがたみを感じながら(リードを)やらせてもらった」と、振り返っていた。