日本ハムのドラフト1位、早実・清宮幸太郎内野手(18)が24日、1972年札幌五輪の舞台となった札幌市の大倉山ジャンプ競技場で新入団選手発表に臨んだ。背番号は21。日本ハムとなった74年以降、野手では球団初となる番号を自身の代名詞とすべく、決意も新たに世界に羽ばたく選手を目指す。

 ◆背番号21 日本ハムの野手では東映時代、捕手の大畑庄作(53~57年)が最後。58年からは土橋正幸がコーチも含めて11年間。69年からの12年間は高橋直樹がつけた。87年から11年間は西崎幸広が「トレンディーエース」の愛称で活躍。04年からは、守護神として活躍し今オフに退団した武田久が最長の14年間、背負った。74年に日本ハムとなって以降は全て投手だ。メジャーでは野手、投手にかかわらず好まれる番号で、野手では通算3000安打を放ち、72年に慈善活動に向かう途中の飛行機事故で悲劇的な死を遂げた殿堂入り外野手ロベルト・クレメンテ、通算609本塁打のサミー・ソーサ、ヤンキースで活躍したポール・オニールらがいる。吉井理人、長谷川滋利、高橋尚成ら日本選手も多くつけており、今季はダルビッシュ有がドジャースでつけた。