巨人岡本和真内野手(21)が将来の目標に「50発」を掲げた。埼玉・川口市内で行われたイベントに吉川光、小林、橋本到とともに出席。司会を務めた巨人OBの槙原寛己氏から「将来的には何発打ちたい? 50発くらい?」と聞かれ「いずれは打ちたいですね。打率3割、100打点も目指したい」と、02年に50本塁打を放った松井秀喜以来の大台を夢に描いた。

 3年目の今季は「7番左翼」で開幕スタメン入りを果たすも15試合の出場で本塁打0に終わった。通算でも1年目に放った1本だけ。それでも、自由契約となった村田が今季までつけた背番号25を来季から受け継ぐなど、高校通算73本塁打を誇る大砲への期待は高い。「村田さんから『2桁打たないとしばくぞ』と言われているので、まずは2桁を打ちたい」と期待を感じながら、足元を見つめた。

 日本ハム時代に同僚だった大谷について聞かれた吉川光が「大谷は(岡本)和真より飛ばす」と言うと、「僕はまだ将来性があるんで」と笑い飛ばした。先輩たちからのあおりにも負けない度胸満点の21歳が、雌伏の時を経て、無限の可能性を開花させることができるか。【桑原幹久】