巨人の育成選手の合同自主トレが16日、川崎市内のジャイアンツ球場で始まった。

 大学の試験のため欠席した育成ドラフト6位の小山翔平捕手(21=関大)を除いた新人を含む24選手が参加。キャッチボール、ノック、ティー打撃など約4時間、汗を流した。

 2月の宮崎春季キャンプ1軍メンバーには、育成から成瀬功亮投手(25)、松原聖弥外野手(22)が抜てきされた。育成8年目の成瀬は13年に右肩関節唇、16年には右手指の血行障害で手術を経験。直球とスライダーが持ち味と語る右腕は「時間があるわけじゃない。1日でも早く支配下を勝ち取って、球団に恩返ししたい」と意気込んだ。

 2年目の松原は俊足強肩が武器。昨季3軍で100試合に出場し、45盗塁を記録した。昨年11月の台湾ウインターリーグでは19試合に出場し打率3割1分1厘をマーク。秋季キャンプでの振り込みの成果が表れてきた22歳は「走攻守すべてをアピールしたい。初めて一緒にプレーする人がほとんどなので、盗めることはどんどん盗んでいきたい」と目を輝かせた。