中日西山和夫球団代表(69)は、入団テストに合格した松坂大輔投手(37)と契約を結んだことを明かした。1年契約で、年俸は推定1500万円プラス出来高払い。同代表は「彼は金額うんぬんは考えていなかった」と語った。

 交渉の席ではほとんど条件面の話は出ず、松坂から「投げられるところを見せるのがお世話になったソフトバンクへの恩返し」「ドラゴンズのお役に立ちたい」という言葉があったと明かした。

 ブルペン投球を見守った同代表は「私は専門家ではないが、寒い中であれだけ腕を強く振れて、こんなに段階を踏んできたのかという姿だった」と振り返った。森監督が途中で投球を止めさせ、その時点で「いきましょう」と契約を決めたという。