右膝の故障明けで2軍調整中の中日平田が、練習試合の韓国・ハンファ戦(読谷)で5打数3安打4打点と大暴れした。0-3の1回1死一、二塁で左翼場外へ推定飛距離130メートルの3ラン。1点ビハインドの9回2死一、三塁からは同点中前適時打を放った。1軍では新外国人外野手のアルモンテとモヤが打撃好調だが、平田は「中日のライトは平田だというのを見せつけたい」と力を込めた。

 昨年6月6日ロッテ戦以来のアーチに「ケガをしてから初。年明けからやってきたことが表現できた」と笑顔だった。塁に出て、スタートを切ったり帰塁するなど膝に負担がかかるプレーもあったが、反動はなかった。「一番の負担に耐えられた。1試合フルでも出られたし、連戦もいけた。(1軍に)お呼びがかかれば読谷でやってきたことを出したい」。右翼の座を譲るつもりはない。